意識しない「隠れた前提」の勘違いがシナジー効果を生む
仕事をもれなく、ダブりなく行うには論理的思考が重要です。
というと、全然キラキラしてなくて、女性がトキめく要素半減なのが、最近の悩みです。゚+(σ´д`。)+゚・クスン…
ビジネス思考、論理的思考っていうとなんか「男」なイメージが湧いてしまうので、どうやったら女性も楽しいと思える論理的思考をアピールしていくかというのが課題になりそうです(●´З`●)ゝ
と最近思いつつ、今日はがっつり論理的思考のお話です。
隠れた前提を説明しないと誤解が生まれる
論理的思考を行う上で「隠れた前提」という言葉があります。
何かを説明したり、考えたりする時に、暗黙の了解になっているような事象のことを言います。
例えば「昨日のテレビ観た??」「観たー!!!ときめいたーー!」というような会話の中にも、この会話をしている二人以外は、「昨日のテレビ」が何の番組を指しているかよくわからないですよね。
一方、先週も同じ会話をしていた同士なら「昨日のテレビ=人気の月9の番組」ということが「今までの経験則からわかること」になり、隠れた前提になります。
あえて説明をしない前提が語られないために、仕事や会社で誤解が生じたままに話をしていて、実際にやってみたら全然イメージしていたものと違った…なんてことが起きてしまいます。
私はWEBシステムの開発の仕事で前提事項を説明しないがために、相当痛い目を見ました。
WEBサイトなどの開発は、結構分業型が多かったりします。デザインをする人、プログラムを書く人…など様々。
慣れた担当者ならわかっていることも、この案件ではCSSの制作は所属していた会社の担当ではなかったので、「デザインにはCSSを使用して統一感を出す作業については、別会社様の担当となります」と明記しておくようにしていました。
これがないと、Webデザインが希望通りされていないじゃないか!と後でお怒りを買うわけです…信頼関係がゆるぎかねない恐ろしい事態です…怖い…
隠れた前提が相乗効果を生むこともある
さて、お互いに勘違いを生じさせるような「隠れた前提」ちゃんですが、実は隠れた前提をあぶり出して他に当てはめるなんてこともできるんです。
例えば、「今から我が社のオレンジ色のあの商品の売上アップのために新しいアピールポイントを考えます!」と商品会議に参加したとします。
…まぁまさかこんな言い方をするとは思いませんが、わかりやすくするためにちょっと飛躍した言い方にしております 笑
これを聞いたAさんとBさんが思った自社の商品は、
Aさん:オレンジ
Bさん:人参
だったとしましょう。
この商品を売れるようにするためには?という課題のために二人はそれぞれの商品のアピールポイントを考えます。
Aさん:(オレンジを想像して)もっと甘さをアピールする
Bさん:(人参そ想像して)活用法をアピールする
オレンジを想像しているAさんはおそらく自社のオレンジの強みは甘みの強さだから、もっと他社より甘いオレンジだということをアピールすればいい。
Bさんは人参を想像して、人参自体の料理のバリエーションなどが顧客に伝わっていないために活用方法をアピールするような動画などを作成してアピールしよう!と考えました。
そこで後から会議の司会者から
「ところで、自社のオレンジ色の商品とは人参のことです!」と発表になって、え〜〜〜!!!ヾ(。`Д´。)ノとなるAさん。
でも大丈夫!!
人参といえば、子供が嫌いな食べ物ナンバー1かナンバー2の常連です。
(←これも実は隠れた前提デス。「日本では」そうかもしれないけど、違う国に行ったら子供が好きな食べ物ナンバー1かもしれないから…)
お母さんたちは人参をどうやって子供に食べさせるか創意工夫する人が多いはず。そのお母さんたちを取り込めていないのだとしたら、Aさんの「甘さをアピール」は良い方法かもしれないです。
「オレンジみたいに甘い人参!!!ケーキやジャムにしても人参くささがないのでお子さんも大好きになります(♡ >ω< ♡)」
最初に二人が考えている商品は違いましたが、結果的に違う商品のアピールポイントを使うことができれば、別商品の全く意識していないアピールになることもあります。
しかしAさんのアイディアを人参をアピールする時に使えば別の顧客へアピールできます。
また商品がオレンジだったとしても、オレンジはむいて食べる、お菓子に使うだけじゃない!のようなアピールをすれば今までの顧客層とは別の層にお客さんになってもらうことができます。
これがあると一つのことに対して複数の解決方法がみつかったりして、使い勝手が満点な課題解決となります。
まさに一石二鳥ってやつですね!!(*´ω`*)
ぜひ身近にあって、相乗効果が生み出せそうなものを探してみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございます♪
最小限の労力で最大限のパフォーマンスを。
AKiMura