日本中の一人一人が、それぞれに迎えたあの日を教訓に
日本人である私たちはたくさんの地震の日の記憶を持っています。
それぞれの記憶の中に、一人一人の感情や思いもあると思います。
私は6年前の日は、ちょうど休日で父親の会社の近くの美容院にいました。
なんとなく、不穏な空気を感じてパンと水を買い、帰れなくなるのが怖くて父親の会社へ行きました。
幸運にも父は車で通勤していたので、2時間くらいかけて一緒に帰ってくることができました。
停電の中、家の中に入ると懐中電灯を持って母がろうそくの光の中待っていてくれました。
いつもと違うけれど、いつも同じ実家。いつも同じ家族。
大変な境遇の中にいても、家族がいれば一緒に乗り越えられると思いました。
私は幸運にもこの地震ではだれも失うことはなかったです。
だけど、たくさんの人が大切な人をたくさん失った。
今回は大丈夫だった。じゃぁ次回も大丈夫?
そんなことは言えない。人生に「確実に大丈夫」なんてことはない。
それでも後悔をしないように今を生きることはできると思う。
後悔しないように、大切な人とはできるだけ一緒にいる時間をつくる。
一緒にいる間にたくさんのことを一緒に経験する。
いつ起こるかわからない「まさか」があることを、記憶は私たちに思い出させてくれる。
自分を幸せにしてあげることで、誰かを幸せにできる。